スージークーパー ウェディングリング Wedding Ringトリオ
スージークーパー、ウェディングリング
Susie Cooper,Wedding Ring
-スージークーパーロマンスより引用-
その名の通り"結婚指輪"というパターンは、バンディングをパステルカラーにして色のグラデーションに変化をつけたソフトな雰囲気の作品です。
『ウェディングリング』のシリーズは、特に結婚が決まった女性の支度用として人気があり、デパートの商品リストに載せられていました。
バンズやライン系は、アメリカ人の好みに合ったせいか、アメリカ大陸ではまず初めに元植民地であったカナダに輸出され、その後1934年に、輸出拡大に伴ってアメリカのニューヨークにメッサーズ・フォンデビルズという代理店を置き、ここを拠点にスージーの食器は北アメリカのそれぞれの州へ輸出されていきました。
カナダのイートンズという高級デパートは、イギリスの若いデザイナーたちに焦点を合わせ、スージー・クーパーの食器を大々的に取り扱いました。
すぐにアメリカの4つの工場がスージーの食器のコピーを製造するほど、スージー人気は高まっていました。当時アメリカでは、『ウェディングリング』の他に鮮やかな紅色のグラデーションパターンが人気で、そのコピーが出回った時には'スーザンズレッド(スーザンの赤)'と名付けて売ったりしていました。しかし、ペインターの技術の差は明らかで、オリジナルの足元にも及ばぬひどいコピー作品だったため、人々を騙すことはできませんでした。
この『ウェディングリング』のシリーズはメアリー王妃も気に入っていて、1933年にディナーセット及びティーセットなどのフルセットを購入しています。他には翡翠色のスパイラルデザートプレート、ボンボンディッシュ、シュガーボウル、スパイスセットなど、とにかくダース単位で買っていたとされています。
『ウェディングリング』の特徴は、何色かの色の組み合わせですが、その配色のセンスは、スージーならではと頷けます。
尚、イートンズの注文品として特に知られているのは、グレー、ブラウンそしてブルーのグラデュエーションが美しい『ウェディングリング』です。
-ここまで-
スージークーパー、ポテリー時代、中期作品
●サイズ(約)/
カップ 口径9.6cm 高さ5.8cm
ソーサー 直径14.6cm、ケーキ皿直径17.6cm
●材質/陶器
●スージークーパー
●推定年代/スージークーパーボーンチャイナイングランドのバックスタンプより、1950年代
●Made in England
●コンデション/ソーサーとデザート皿全体に貫入、カップ、ソーサー、デザート皿にペイントの剥がれ、表面の古傷、汚れ、軽微な削れがございます。まだまだお使いいただけるかと思いますが、ヴィンテージの味わいがお好きな方におすすめです。写真でよくご確認の上、お買い求めくださいませ。
※眺めるだけではなく、実際使ってほしいというスージーの希望はありますが、成分検査はしていませんので、観賞用としてお使いくださいませ。
※各端末の色合いにより、実際の色合いとは異なって見える場合がございます。
※サイズは丁寧に採寸しておりますが、サイジングの仕方により多少の誤差が出る場合がございます。
こちらの商品は1点のみのため、ご注文後の返品、交換は原則的に受け付けておりません。
ご不明な点はお気軽にお問い合わせくださいませ。
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